「ダイエット」これは、多くの女性の永遠の課題ですよね。しかし、妊婦さんになればダイエットは時に危険な行為となります。
日本では普通体格の女性(BMI18〜24)では、妊娠期間中の体重増加は7〜12kgが適切とされています。普通「10kg以上も体重が増えるなんて、産後のダイエットが大変そう」と思いますよね。おそらく、それが普通だと思います。しかし、体型を維持したいからと言って、妊娠中に適切な体重増加がなされないと様々な問題が起こってきます。

その代表的なものとして、切迫早産のリスクが高まることや低出生体重児のリスクが高まるということが挙げられます。また、先程紹介した妊婦さん自身が自分の体型の変化を気にして、体重を増やさないことや、例え体重が増えていたとしても、必要な栄養素が摂れていないとお産のリスクや赤ちゃんへのリスクが高まるだけではなく、赤ちゃんが成長した後にもその影響が出てしまうことがあります。

赤ちゃんがお母さんの体の中で低栄養状態にさらされると、その子が成人して生活習慣病に罹患する確率がとても高くなってしまいます。生活習慣病は、がん、心疾患、脳血管疾患などが含まれており、日本の3大疾病とも言われています。お産はお母さんも赤ちゃんも命がけです。
ダイエットは控えて、生まれてくる赤ちゃんの将来を考えませんか？